教員紹介

国際文化学部教員コラム vol.142

2015.10.09 比較文化学科 矢嶋道文

今年度前半期のニュースを3つ

 今年の前半期は大きなニュースが飛び込んできました。
 
 
【ニュースその1:少し悲しかったこと。】
 入学以来お世話になってきた六浦キャンパス近くのお店「志なのや」さんが閉店してしまいました。このニュースには、関東学院(とくに大学)に努める教職員の皆さんの多くが衝撃を与えられたのではないでしょうか。丁度3年ほど前、「志なのや」さん兄弟のお兄さん、解(さとる)さんが逝去され、弟さんが一人で頑張ってこられたのですが、このあたりが限界であったようです。ご兄弟の分担は弟さんが料理を、お兄さんが出前をと実に見事な連係プレーでお店を支えられてきました。今から37年ほど前、関東学院大学の駅伝チームが初めて箱根駅伝予選会に出場した折、解さんはお店にあったジュースを気前よく1ケースプレゼントしてくださいました。解さんはご逝去の半年ほど前から、形見分けを皆さんにされていましたが、闘病中でも笑顔を忘れず気をしっかりともたれていました。伺うところでは、お元気な時に留学生にも多くの支援をされていたようです。校訓「人になれ 奉仕せよ」の精神は大学近くの「志なのや」さんにもあったのですね。
 今、「志なのや」さんが閉店となり、我々解さんファンの拠り所が無くなってしまいましたが、天国から関東学院大学の行く末を見守り、熱いエールを送り続けて欲しいと思います。料理ご担当の弟さんには、いつかどこかで特製チャーハン(特チャ)を作って欲しいですね!
 
写真1(450)
写真1
人間環境学部現代コミュニケーション学科「金沢八景」創刊号(2004年)にみる解さんと「特チャ」
 
写真2(400)
写真2
「志なのや」さん、最後のかつ丼を、大学院生と事務の方でいただきました。
 
 
【ニュースその2:驚いたこと。】
 今年は文学部(今年の新入生からは国際文化学部・社会学部)のホームカミングデーが開催されないということで、恒例のさつまいも作りは止めにして大学院生と西瓜を植えてみました。
 7月29日(水)大きく育った西瓜を採り割ったところほとんどが白く未熟でした。他の一つは割れている状態でしたので、今年は無理と諦めていた矢先、中国から一時帰宅した留学生から「先生あと5つなっています」との電話が入り驚きました。聞くところでは、大玉の西瓜なので、収穫は9月上旬とのこと、慎重に見守ります。
 
写真3(300)
写真3
西瓜畑写真(大学院生と)
 
写真4差し替え(300)

写真4
採れた西瓜
 
 
【ニュースその3:嬉しかったこと。】
 今年の6月末、生まれて初めて肺炎にかかりました。高熱であまりにも苦しいので能見台の県立循環器・呼吸器病センターで診察してもらった結果、肺炎でした。3週間ほどで講義も再開できたのですが、その間に私が部長を務める空手道部が公益社団法人日本空手協会の全国大会で常勝・駒澤大学を準決勝で破り、決勝も勝ち優勝したのです。
 
写真5
写真5
橋本康平主将(比較文化学科4年生)と
 
 あとから監督には「部長を是非とも胴上げしたかった」といわれ有り難く思ったのですが、寝込んでおり、電話連絡に答えるのが精いっぱいでした。春先から稽古を共にしたメンバーでしたので、喜びもひとしおでした。日々の稽古は命がけで臨んでいますが、それにしても健康が第一ということを身を以て感じた次第です。
 
 以上が、私の周辺に起きた今年前半期のニュースです。
 研究活動の方は、3年目の課題継続として「貝原益軒」(江戸時代中期の医学者)の書いた『大和本草』を読み続けています。完成にはあと5年ほどかかりそうです。また、8月最後ともなる29日(金)、空手道部恒例の箱根強行軍を実施いたましたが、午後に訪問した恵明学園の校長先生が二宮尊徳(金次郎)の直系にあたるということで、次年度の講義(文化史論Ⅰ)にお招きし、ご所蔵の史料(古文書)を見せていただけるお約束もいたしました。これも嬉しいニュースといえます。小田原とのご縁も見逃せません。
 
 
 
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