2010.11.11.
英語文化学科アラン・ボツフォード

西海岸ブックツアー

私は文学部英語英米文学科の准教授で、専門はアメリカ文学、詩人ウォルト・ホィットマン研究です。また私は詩人として、詩集『mamaist : learning a new language』 (港の人, 2002年)、『A Book of Shadows』(Ktydid Books, 2003年)も出しています。今年、2010年には、セージヒル・プレス(Sage Hill Press)というアメリカの出版社から、エッセイ、詩、対話を駆使しジャンルを超えたホィットマン研究『WALT WHITMAN OF COSMIC FOLKLORE』という本を出版しました。

そして、9月6日から25日まで、この本の宣伝のためのブックツアーにアメリカへ行ってきました。アメリカでは本を出版すると、宣伝のために各地の書店、大学などを回り、実際に読者と会って話したり、講演を催したりすることが多いのです。

ウィットワース大学門の看板にびっくり

今回私はセージヒル・プレスのトム・キャラウェイ氏、盛岡大学を退職されサンタクルーズ在住のジム・ガーリー氏、Texas A & M大学教授マイク・コリンズ氏のお骨折りでサンタクルーズから、チコ、デイビス、ポートランド、カレッジステイション、スポーケンまでを回ってきました。

ウィットワース大学での講義中

行く先々でラジオのインタビューに出演したり、講演をしたり、大学院の生徒にレクチャーしたり、また、自著の朗読会もそれぞれの場所で催しました。

スーザン・フリーマンのラジオ番組ザ・ポエトリー・ショーに出演中

かなりハードなスケジュールでしたが、朗読会の後に会場の人々に直接感想を聞くことができる、貴重なブックツアーでもありました。また、本や詩の世界を通じて新たな友情、人脈を形成することができたのも嬉しいことです。

行く先々で本学の関東ポエトリ・センターが刊行しているバイリンガルな詩の雑誌『ポエトリ関東』の話題も度々のぼり、本学の『ポエトリ関東』というインターナショナルな取り組みに対する興味には熱いものがあり、励まされました。

詩人インディゴ・ムーアと共に朗読会に出演(カリフォルニア、デイビスにて)

インディゴ・ムーアは数々の受賞をされている詩人です。彼と共に筆者のダイアローグポエム(会話形式の詩)を朗読しました。

(英語英米文学科 アラン・ボツフォード)