国際交流だより vol.10

2019.12.24 英語文化学科2年 橋本 光季

「短期語学研修レポート―オックスフォード大学ハートフォードカレッジで過ごして」

 今までに観光を目的に海外旅行に出かけた経験は何度かありましたが、海外での語学研修としては、今回参加したイギリスのオックスフォード大学ハートフォードカレッジが初めての体験でした。期間は8月半ばから9月初めまでの3週間。大学のキャンパスには「ため息橋」や「ラドクリフ・カメラ」などの歴史を感じさせる素敵な建物が残っていて、そんな環境に囲まれて過ごした充実の日々でした。
 授業は月曜から木曜まで1日3コマあり、午前中の2コマの間にはティー・ブレイクが設けられていました。昼食後にもう1コマ、少し長めの120分の授業が行われました。授業の内容は、英語でのコミュニケーションを学ぶものが中心でしたが、シェイクスピア劇を学んだり、プレゼンテーションを行う授業もありました。金曜は校外学習の日に指定されていて、大英博物館やシェイクスピアの故郷ストラトフォード=アポン=エイボンなどに出かけ、イギリスの歴史や文化に直接触れることができました。
 授業内の活動で特に印象的だったのは、シェイクスピア劇を扱ったクラスで『ロミオとジュリエット』のワンシーンを全員で演じたことです。女子学生が多いクラスだったので、ジュリエットのセリフをひとつずつ覚えて動画を作ったことがいい思い出です。また、プレゼンテーションは2回行いましたが、1回目は事前に準備したもの一人で発表し、2回目は授業の活動を踏まえたグループ発表に取り組みました。
 元々は関東学院大学の学生のみで構成されるクラスで授業を行う予定だったそうですが、参加人数の関係から他大学の学生と合同で参加するオープンクラスのプログラムに変更されたことで、余計に刺激的な体験ができました。何をするにも自力で挑戦することが求められたためにとても大変でしたが、RAのサポートもあり、様々なアジア圏から来た価値観の異なる学生と存分に交流を図ることができました。
 勉強だけではなく、課外活動でも日本では体験できない異文化を楽しみました。ウェルカム・ティやガラ・ディナーにドレスアップをして参加したり、週末のフリータイムに自由に観光に出かけたりしました。世界遺産のストーンヘンジに足を延ばしたりもしましたが、私は「パンティング」という平底の船で行うボート遊びがイギリスらしくて印象に残っています。
 研修が始まったばかりの頃は長い3週間になると思っていましたが、終わってみるととても短く、まだまだやりたいことがたくさんあったなと少し寂しさを感じました。次に海外に行くときには今回の経験を活かして、もっとアクティブに挑戦したいです。

 


 

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