教員紹介

松村 聡子

担当科目

イギリス文学史、英語リーディング 他

氏 名 松村 聡子(マツムラ サトコ)
所 属 国際文化学部英語文化学科
学部担当科目 イギリス文学史、英語リーディング 他
専門分野 イギリス文学・文化分野
最終学歴 青山学院大学大学院文学研究科英米文学専攻博士後期課程 満期退学
研究テーマ イギリス文学
主要業績 1.「絵画・空間・相互理解―『自負と偏見』における一考察」
2.「シャーロット・ブロンテの『ジェイン・エア』―愛と語りの変遷」
3.「ヘレン・ハンティンドンとオリーブ・ロザセイ―ヒロインとしての女性画家」
メッセージ  私の研究室ではイギリス小説を読んでいます。現在、特に関心があるのは、読むという行為の重層性です。
 小説には必ず語り手がいます。読者はその語り手の導きに従って作品世界に入り込み、作品を読み進めます。例えば、一人称の語り手が自らの体験を回想しながら語る、というスタイルの作品の場合、読者は語り手と視点を共有し、語り手がどのように周囲の状況を読んでいくのかをともに体験していきます。このとき読者は語り手に対して共感できるかもしれないし、批判的になるかもしれません。一方、作品世界の外側にいて、すべての登場人物を三人称で指し示しながら語る三人称の語りの形式をとる作品は、視点を登場人物間で移動させることも可能です。そのため全知の語り手とも呼ばれるこのタイプの語り手は、複数の登場人物の心中に分け入って、人物間の思惑や状況の読みとり方の違いを読者の目の前にさらけ出してくれることもあります。けれども、「全知」といっても、すべてを語りつくすことは不可能で、そこには必ず語り落としていることがあります。したがって、どのようなタイプの作品でも、語り手が語っていないところは読者自身が想像力を働かせて隙間を埋めるという作業をしなければなりません。登場人物間に加えて、読者自身の読みも加わり、作品は複雑なネットワークを築いているのです。こうした複雑な読みのネットワークを解きほぐしていくことに小説を読む醍醐味を感じています。読むことは、決して受け身な行為ではないのです。
 4月から本学に着任します。これまでは東海地方で仕事をしていて、勤務していた大学の近くに住んでいたため、通勤は徒歩でした。久しぶりの首都圏での生活で、電車通勤の毎日になります。いろいろと分からないことだらけで不安も多いですが、学生の皆さんが有意義な学生生活を送れるよう、一緒に学びあい、成長していけたらいいなと思っています。

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