教員紹介

吉田 広毅

担当科目

英語科教育法、教育の方法と技術 他

氏 名 吉田 広毅(よしだ ひろき)
所 属 国際文化学部英語文化学科
専門分野 協調学習、自律的学習、動機付け理論を基にした英語科教育
最終学歴 国際基督教大学大学院教育学研究科博士前期課程修了
研究テーマ 協調学習、自律的学習、動機付け理論を基にした英語科教育
主要業績 1.「Development and Validation of the Online Cooperative Learning Anxiety Scale」2014
2.「教員養成課程における高次能力学習型反転学習による授業設計力育成に関する研究」2015
3.「小中一貫教育の観点に基づく教育課程編成の意義―英語教育に焦点を当てて―」2016
メッセージ  大学に入ったとき、私は「役に立つことを学びたい」という思いで授業に臨みました。当時の私は国際機関で働きたいと考えていましたので、企画力や交渉力の向上に資する実践的な学びを期待していました。しかしながら、そこでの学びは基礎的な理論が主で、何が、いつ、どのように役立つのかを見出すことができませんでした。いつしか、私は将来の目標を見失っていました。
 2年の最後にゼミナールに選ぶとき、私は「英語教員にでもなるか」と(不埒にも)考え、教育工学・心理学のゼミナールの門を叩きました。そのゼミナールに入るための課題が、『ペスタロッチ(清水書院)』を読んでレポートを書き、発表するというものでした。発表当日、私は「歴史は好きだけれど、何の役に…」という気持ちで臨んでいました。そのような私にゼミの先輩の容赦ない質問が浴びせられました。「学んだことから何を見出したのか」「学んだことを今の教育にどう活かすのか」「何のために学んでいるのか」等々。
 今では私は、このように考えています。「学習において、役に立つことが分かっているものは何ひとつない。しかしながら、役に立たないことが分かっているものも何ひとつない。」実際、勉強をしていて「最初から役立つことが決まっていること」などあるのでしょうか。できる限り学習者に役立ちそうなものを提供しようとするのは教員の務めです。一方、学んだことをどう役立てるのかは、学習者の務めです。いま学んでいることをどのように自分たちの生活に、仕事に、将来に役立てていくのかを考えながら学んでください。そうすれば、学ぶことすべてが皆さんにとって役立つものとなっていくでしょう。
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