教員紹介

国際文化学部教員コラム vol.153

2016.03.04 英語文化学科 金森 強

国際交流活動への誘い

 2月28日から3月2日までの4日間、ゼミ合宿で台湾の元智大学、国立台北教育大学と交流を行ってきました。以前から科研で一緒に研究してきた台湾の先生方にお願いをして実現することになったプログラムです。「英語・英文学を専攻の学生がどうして台湾に?」と思うかもしれませんが、交流する相手先は応用外国語学科と児童英語学科(英語教育専修)の学生と先生方です。お互いの文化や教育について、英語、日本語でプレゼンテーションを行ったり、一緒に近隣の小中学校の授業参観に出かけたりしました。
 
写真2(中学校訪問)(400)
(中学校訪問)
 
 私のゼミの学生のほとんどは教職課程履修者で将来は英語教員になることを目指しています。研究テーマは「日本の英語教育改革と言語教育政策」「新たな教育制度に応じた教員養成・研修の在り方」です。ですから、実際に海外の学校を見たり指導したりする機会を得ることは、とても良い機会になります。今回の台湾合宿に参加した学生のうち2/3は、夏にハワイ大学での研修にも参加していた学生たちです。日本、ハワイ、台湾の学校、教育制度を比べることで多くのことに気付いてくれたはずです。
 
写真1(日本文化紹介)(400)
(英語による日本文化紹介の様子)
 
 合宿と言っても勉強ばかりしているわけではありません。自由時間には、同じ年代の学生同士、一緒にいろいろな話をし、食事や観光では、現地の人間しか知らない美味しい「飲茶」のお店も紹介してもらいました。「よく学び、よく遊び、よく食べる」これが私のゼミの『掟』でもあります。
 
写真4(ランタン祭り)(400)
(ランタン祭り)
 
 海外の大学の学生との交流で大切になるのは英語力です。英語が母語でない国であっても、ほとんどの国で英語を学んでいますから、英語でコミュニケーションを取ることが多くなります。言葉は使いながら学ぶのが一番です。自分の英語の弱点は何か?語彙、文法、発音?実際に話すことではっきりと気づかされます。
 
 「もっと話したかった」「伝えたかったことが十分伝えられなかった」という体験が日本に帰ってきてからの英語学習の強い動機づけにもなります。また、帰国後もSNSを使って海外の人たちとの交流は続くことになるでしょう。直接会って話をすることで一生の友人を得ることができるかもしれせん。
 
写真3(日本文化紹介)(400)
(学生の交流)
 
 国際文化学部英語文化学科ではいろいろな海外での研修を準備しています。ぜひ、多くの学生に参加してもらいたいと思います。
 
 
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