国際交流だより vol.3
2019.08.21 比較文化学科2年(2018年当時) 土本 桃花
私は2018年の2月から6月の4か月間、韓国のテジョンにある韓南大学へ留学をしました。この通信で、当時の体験や感想を紹介しようと思います。
まず初めに留学をしようと思った理由についてです。私は高校生の時からK-POP が好きなのがきっかけ韓国語を勉強していました。ですが日本にいるよりも韓国にいる方が沢山韓国語を使う機会があり、その分上達が早くなると考え、留学をしたいと思い立ちました。また、大学生活の4年間を、ただ講義を受けるだけの4年間にするのではなく何か特別なことをしたいと思い、その中で留学という候補があったのでしてみようと決めました。
しかし実際留学してみると大変なことが沢山ありました。元々私はリスニングができなかったので、当然韓国語の授業は韓国語で教わるのですが全く何を言っているのかわからなかったり、トラブルが起きた時も韓国語で対処しなければならなかったり、ルームメイトとの揉め事や、極たまに日本人に対して少し攻撃的な韓国人もいたりと戸惑うことが多かったです。ですが辛いことだけではなく、テストでクラス2位を取ったときはやりがいを感じたし、普段生活する中でも見られる些細な文化の違いがあったり、留学中知り合った韓国人と仲良くなったりと楽しかったことも多く、充実した留学生活を送ることが出来たと思います。
また、この4か月は、韓国人だけでなく様々な国の人と関わる機会が沢山ありました。特に中国、台湾、ベトナムなどのアジア圏の人が多く、同じアジア人でもこんなに違う点があるんだと思いました。例えば、限られたSNS しか使えないという中国でのネット環境の現状や、留学をするベトナム人が多いということなど、日本にいてはもしかしたら知ることがなかったかもしれなかったことを知ることが出来たと思います。そして色々な国の友人ができたので、その国にも興味を持つようになりました。今はベトナムのことを知りたくて東南アジアに関する授業を履修しています。
語学を勉強するにあたって、その言語を使わざるを得ない環境にいるということはとても大事だと思います。また、日本にいては出来なかった体験も沢山でき、留学前には予想もしなかった出逢いや出来事にも沢山巡り合えて視野が広がりました。4か月という短い期間でしたが、留学をして本当に良かったと思っています。もし今留学をしようか迷っている人がいたら是非勧めたいです。
(学年については2018年当時 『比較文化学科通信vol.28』より抜粋)