教員紹介

楊 廷延

担当科目

日本語教育実習、多文化共生と日本語教育、対照言語学、ゼミナールなど

氏 名 楊 廷延(ヤン・ジョンヨン)
所 属 国際文化学部比較文化学科
専門分野 日本語教育学、多文化共生論
最終学歴 埼玉大学大学院 文化科学研究科 博士課程単位取得退学
主要業績 ・「日本語教師に必要とされる言語知識についてー日本語教育能力検定試験の分析を通してー」群馬県立女子大学『群馬県立女子大学大学紀要第41号』p.199-211,2020年
・「高崎市国際交流協会の「子ども日本語学習支援ボランティア養成講座」の目指すものー外国につな がる子どもを対象とした日本語学習支援に何が必要かー」高崎経済大学地域政策学会『地域政策研究第 22巻第4号』p.153- 171,2020年
・「課題解決能力の育成を目指した教室活動の取り組み ータスク積み上げ型日本語教室「日本語で できた!」を例にー」群馬県立女子大学国語国文学会『国文学研究第32号』p.1-21,2012年
・「「〜ができる」とは何か ー日本語能力試験の「Can-do」自己評価からー」高崎経済大学地域政策学会『地域政策研究第14巻第4号』p.33-43,2012年

メッセージ   “日本人ではない日本語教師”と聞くと、どんな感じがしますか。私は韓国人の日本語教師で、いわゆる非母語話者の日本語教師です。日本語は日本人ではないと教えられないと思う方もいるかもしれませんね。
 日本語は日本人だけが使うものではなく、日本に暮らす多くの外国人や海外に暮らす多くの外国人が、学び、使っている言語です。私は日本語学校、大学、大学院で日本語を学び、生活や仕事などで日本語を使っています。論文も日本語でしか書いたことがありません。
 日本語教師は、生活や就労、留学、趣味活動などで日本語を必要としている方々に日本語を教える活動に携わります。日本語そのものを上手に教えることだけが要求されるわけではなく、日本語学習者の置かれた状況を把握し、これからのライフステージを見据え、彼らがコミュニケーションの道具として日本語を手に入れられるように支援していきます。また、日本語母語話者にも、たくさんの日本語非母語話者が私たちの町に住んでいることを知ってもらい、彼らと対話し、共生していけるようなお手伝いをします。
 “教える”ことは、一方向的な指導をイメージしやすいかも知れませんが、日本語教育は“教える”ことだけに留まらないと認識していただきたいと思います。ぜひより良い日本語教育の在り方を一緒に考えていきましょう。
PAGE TOP
〒236-8501 横浜市金沢区六浦東1-50-1 TEL:045(786)7056
Copyright(c)2013 Kanto Gakuin University All rights reserved.