教員紹介

国際文化学部教員コラム vol.126

2015.03.13 比較文化学科 岩佐壮四郎

卒論は大切

 ご承知かもしれないが、比較文化学科では、二年生からゼミに所属することになっています。所属する先生の研究室で行われるゼミは、日本はじめ、中国や韓国などのアジアの各国から、英米、フランス・ドイツなどのヨーロッパの国々の文化、歴史について学ぶゼミとさまざまです。
 
 わたしの研究室で行われているのは、日本の近代文学に関するそれ。三年生になると、自分のテーマを決めて、それについて研究し、卒業論文なり、ゼミナール論文を書くことになっています。卒論は、ワープロで八万字(A四の用紙で大体28枚くらいー)、ゼミ論はその半分くらい。こういうと、卒論の半分くらいの分量を書けばいいというわけで、ゼミ論のほうがオトク感があると思う諸君もいるだろうが、それは浅墓(アサハカ)。枚数に応じて単位も倍は貰えるし、取り組むことによって得られるものも大きい。
 
 比較文化というと、一見、就職してからの仕事のことを考えるとあまり役に立たないのではと思う人もいるかもしれないが、これも、即断はしないで頂きたい。ゼミでは自分の研究テーマについて、先行文献や関連する資料を調べ、その内容について、発表資料を作成して口頭発表(プレゼン)して、先生のアドバイスを受けながらゼミ生仲間で討議し、これを踏まえてレポートにするという作業を繰り返して論文として仕上げるわけですが、この一連の過程を通じて練り上げられる、検索調査能力や口頭発表能力、ディスカッションの能力、論文作成能力などは、どういう職業についても必要とされる能力だからです。ことに、わたしのゼミでは、「読む」力を養うことに重点をおいています。べつに皆さんは作家や文学者になることを望んでいるわけではないでしょうが、文章を読む力、外国語や資料を読む力、社会や時代を読む力、人の心を読む力、それだけでなく、自分自身を読む力は、どういう社会、どういう場面でも、必要とされる能力だからです。もちろんKYの謗り(ソシリ)をうけないためにも。
 
 
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