教員紹介

国際文化学部教員コラム vol.209

2019.06.08 英語文化学科 角田 麻里

手話という言語

皆さん手話という言語を知っていますか?
手を動かすもの?身振りで表すもの?指文字を学んで自分の名前が表せる?
手を動かすだけで簡単に習得できる言語と思っている人もいるかも知れませんが、とても奥が深い言語です。
日本のろう者が第一言語として使っているもので、日本語の文法とは異なる言語です。よく、手話って世界共通だと便利なのにという人がいますが、他の音声言語と同じように手話も国によって異なります。アメリカやイギリスでは、英語を使用しますが、実は手話は全く異なったものなのです。音声言語と同じように、生きた言語なので、方言もあります。
私は「手話」に15年ほど前に、出逢いました。大学の授業にアメリカ人のろう者が来たのです。その時は、アメリカ手話を学んだのですが、それを学んでも日本のろう者のクラスメイトと会話ができず、日本手話も学び始めました。そして、今も学んでいます。私にとって、第二言語なので、やはりネィティブのように手話を使いこなすことはできませんが、通じるという喜びは、今でもあります。かつては、手話は言語ではないと思われていて、差別的な経験をされたろうの方は少なくありません。今では、手話という言葉が社会に広がり、理解も広まってきているので、小学生のクラスで少し指文字を学んだ人もいるかも知れません。本学でも手話のクラスがあり、学生が手話に触れるチャンスがあります。
新しい言語を学ぶということは、その言語を道具として、今まで自分とは関係がなかった人々と繋がり、世界が広がります。たまたま、私にとっては、その言語が手話だっただけなのです。
なので、皆さんも、いろんな言語のことを知り、学び、使い視野を広げていってほしいなと思います。
 
 
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