2009.12.17.
英語文化学科安藤 潔

英国湖水地方 (The Lake District, UK) 再訪の記

去る9月上旬、英国湖水地方を再訪しました。
湖水地方とはイングランド北西部の山や湖に恵まれた、英国随一の観光地です。
18世紀の後半から現代まで観光地としての人気が続いていますが、1800年頃から
ロマン派の詩人ワーズワスやコールリッジなどが住んで、文化的な魅力まで加えられました。
後には美術史家のジョン・ラスキンや、ピーター・ラビットのベアトリックス・ポターもこの地に住み、
その人気は一層増しています。

イギリス人は山歩きや軽い登山で風光明媚なこの地を訪問しますが、
日本からはワーズワスのゆかりの地を訪ねる人も少なくないとか。
詩人が学んだホークスヘッドの学校跡では、彼の詩を朗誦した日本人もいたと聞きました。
(それで私は「虹」の詩を朗誦しました。)
かつて日本でも英語のリーダーにワーズワスの詩が掲載されていたものです。
ポターのヒルトップ農場見学だけでなく、ワーズワスの詩の一つくらい読んでダヴ・コテージも
訪問してください。私も近い将来、若い人向けのワーズワス伝を書こうと考えています。
また、ワーズワスやコールリッジを勉強する学生の皆さんを湖水地方にご案内できたら
とも思っています。

湖水地方北西外れのコッカーマスにある現存するワーズワス生家。

エスウェイト湖:ワーズワスが学んだホークスヘッドの学校の近くにある。

グラスミアのダヴ・コテージ:ワーズワスが1799年から9年間住んだ現存の家。

アルズウォーター:ワーズワスの最も有名な詩「ラッパスイセン(Daffodils)」の舞台。

最後にワーズワスの虹の詩を掲げておきます。
訳や解釈鑑賞は何れかの授業で体験できるでしょう。

My heart leaps up when I behold
A rainbow in the sky:
So was it when my life began;
So is it now I am a man;
So be it when I shall grow old,
Or let me die!
The Child is father of the Man;
And I could wish my days to be
Bound each to each by natural piety.

(英語英米文学科 安藤 潔)