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国際交流教育

国際文化学部は、全学で推進する社会連携教育として、学生の国際交流を積極的に展開しています。教員の引率による海外研修や学生が自身で行う留学のほか、授業やイベントを通じた多くの国際交流活動を行っています。「国際交流教育」という理念のもと、国際交流と教育を結びつけ、交流による教育、あるいは交流のなかの教育を目指しています。

教室の中でも外でも、日本でも世界でも

国際文化学部では、地域から世界へと広がる国際交流と学部の教育をひとつにするために、カリキュラムのなかにさまざまな国際交流活動を組み込んでいます。
*英語文化コースでは、「グローバル演習Ⅰ・Ⅱ」が、英語力を養うべく夏休みの3日間を英語漬けで過ごすEnglish Campとなっており、また「グローバル演習Ⅲ・Ⅳ」では、海外での現地実習が行われ、異文化コミュニケーション能力やリーダシップ、企画実行力を鍛えます。

*グローバル歴史文化コースでは、「外から見た日本」で、交流の協定を結んでいる海外の大学から講師を招聘して集中講義を行い、アカデミックなアプローチで学生に外の視点による刺激と驚きをあたえます。「ワールドスタディ」は、学生が集中的な学習を通して現地研修の計画を立て、教員の引率のもと、アジアや欧米の国々を訪問する授業で、世界の多様性やそれが引き起こす問題を現場で体感します。海外の大学の教員や学生との交流もあります。

*多文化協働コースでは、「地域文化交流演習」で、アメリカン大学(アメリカ)やダルマプルサダ大学(インドネシア)の学生と、英語を用いたグループでの交流活動やプロジェクト型の学習をオンラインで行っています。ほかにも、「地域日本語教育演習」、「多文化教育交流演習」、「国際協力・開発演習」、「ボランティアガイド演習」など、国内外の現場で学生とともに学ぶさまざまな演習科目が用意されています。

交わること、学ぶこと

国際文化学部では、カリキュラム内の授業にくわえて、キャンパスの内外で定期的に多くの国際交流イベントを開催しています。イベントでは教員も、学生たちに積極的で主体的な参加を促しながら、つねに学生たちに寄り添う立場で参加します。キャンパスのなかで、しかし教室の外で自由に交わり学ぶことのできる機会を提供することも、国際文化学部の国際交流教育がめざすところのひとつです。

国際交流プログラム

国際交流イベントの代表的なものとして、「国際交流プログラム」があり、このプログラムでは、年間を通じて国内外から多くの人や団体をキャンパスに招いてさまざまな交流イベントを開催します。学生たちも通訳やポスター発表などの形で積極的に参加します。2023年度はハワイのフラダンスの市民団体との交流イベントが行われ、2024年度は韓国の食文化に関するフェアが実施されています。

International Oshikatsu Week

2025年からは、International Oshikatsu Weekとして、国や地域を越えた学生の「推し活」を展示で示すとともに、異なる文化的背景をもつ人々をゲストに招き、彼らがどのように「推し活」を捉え、実際に行っているのかを語ってもらったり、「推し活」を学問的に分析した講義を行ったりして、現代の文化と大学の学術性、そして国際的な色彩をあわせもつイベントが開催されます。

語学検定のための準備講座

国際文化学部では、学生の国際交流や留学への参加を容易にするため、英語をはじめ、中国語や韓国語の検定試験に備える準備講座を開催しています。

Global Initiative Project ― 自分たちでイベントをつくる

学生たちは、学部が開催する国際交流のプログラムやイベントにただ参加するだけではありません。関東学院大学では、KGU Global Initiative Project(GIP)という学生主体の多文化交流プロジェクトを行っています。これは、学生が自分たちで国際交流に関するイベントを企画、立案し、大学の補助を受けて学内で開催するというものです。みなさんもぜひ、国際文化学部で、ほかの誰にもまねできない自分たちだけの国際交流イベントを開催してみてください。

交換留学・ダブルディグリー制度

国際文化学部では、例年、多くの学生が海外の大学に留学し、また海外からも多くの留学生を受け入れています。国際センターを通じて行われる交換留学や短期語学研修のほか、国際文化学部が独自に設けている、中国の常州大学、台湾の輔仁大学とのダブルディグリー制度(複数学位制度)もあります。学生たちは、いまを意識し、未来の自分を見据えて、4年間の学修計画のなかに留学を組み込みます。学部としても、積極的に学生の背中を押して、語学の講座を開催したり、帰国後に、学部独自の奨学金(兵藤奨学金)を申請によって支給しています。留学することは、知らない国に飛び込み、心と身体の両方で異文化を体験し学ぶことであり、国際交流教育の最たるものです。学生たちは、その経験を就職活動や将来のキャリアに活かしていきます。

台湾留学 市川麻衣さんのレポートは
韓国留学 町野歩乃果さんのレポートは