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世界共通語を身につけ世界の人々と共生していくために

国際化の進んだ現代、英語は世界共通語として重要な言語です。文化・文学・言語をとおして国際共通語としての英語を深く理解することにより、高度な専門知識と豊かな言語感覚を養い、グローバル市民として高いコミュニケーション力をもって社会に貢献できる優れた人材を育成します。
また、留学や就職に必要な各種資格試験にも対応できる運用力を身につけ、将来、実社会で役立つコミュニケーション力を育てます。中学や高校の教師を目指す人のための英語教育に重点を置いた科目も用意されています。

専門的に学びたい分野に応じて三つのコースが用意されています
英語圏文化・文学コース
英語圏の文化・文学・歴史を中心に学びます。英語に関する幅広い教養を身につけ、英語話者の世界観や生き方の本質にせまります。
英語コミュニケーションコース
英語のしくみや使い方を中心に学びます。英語の歴史や音声、文法、効果的な英語学習法などの理解を基礎にして、英語教育の方法を探求します。
言語文化総合コース
英語で発信された文化やその交流について横断的に学びます。英語圏の交流文化や旅行文化を学び、翻訳を実践的に学びます。

学びの流れ

国際語としての英語力、英語学や英米文学などの英語文化に関する知識を得て、生きた文化としての英語を学びます。
それによってコミュニケーション力はもちろん、英語に関する深い教養も備えた国際的な人間の育成を目指します。

カリキュラム

1年次から4年次まで、英語の学習を中心としたカリキュラムがレベルに合わせて段階的に組まれています。
英語以外の言語や文化を学ぶことも可能です。

PICK UP 科目

演劇は時代を映す鏡だと言われます。演劇の台本である戯曲を読むと、その時代に共有されていた社会通念や思想がうかがえます。この授業では、英国ルネサンスの劇作家シェイクスピアの書いた台詞を数多く読み、戯曲という文学形式について学ぶと同時に、そこから読み取れる自然や人間、世界に対する見方について考えます。

「母から今日電話があった」という状況を、英語ではMy mother called today.(母が今日電話した)と単純に人の行為として表現できます。なぜ、英語はこのように表現できるのでしょうか。英語と比較することで見えてくる日本語の姿、それをこの授業で実感することで日本語の言語感覚も磨かれるはずです。

この授業では日本と同様に島国である英国の旅行文化について考えます。世界遺産に登録された英国内の史跡や景勝地をめぐる旅、異国への憧れから英国の人々が辿ってきた旅、かつて「日の沈まぬ国」と言われた大英帝国時代の旅など、英国における「旅のナラティブ」の表象を、映画や小説、児童文学などから見ていきます。

GAP(Global Awareness Program)

GAPとは

GAP(Global Awareness Program)は、2023年4月に英語文化学科に新設された特別プログラムです。
このプログラムでは、次のような素養を備えたグローバル人材の育成を目指します。

GAPでは、卒業に必要な単位の60%以上を英語による授業で修得できることに加えて、
最大40万円の留学給付金の給付やダブル・アドバイザー制度など、様々なサポートを用意しています。

GAP で目指す将来の進路(例)
  • 国内外の国際的な機関、NPO、NGO
  • 国および地域の自治体
  • グローバル展開する製造業、情報通信業、運輸業など
  • 観光・旅行業
  • 大学院進学(海外含む)
  • 中学校または高等学校の英語科教員(教職課程履修者)
  • 日本語教員(日本語教員養成課程履修者)
GAP の特典
留学支援 以下の留学給付金の支給
  • 交換留学:[2セメスター]40万円 [ 1セメスター]20万円
  • 派遣留学:20万円
  • 語学派遣留学:10万円
カリキュラム上の特典
  • 最上位クラスの英語授業の受講
  • 「英語で専門を学ぶ」CLIL(内容言語統合型学習)科目
GAP専用科目の提供
  • 「留学準備講座」の受講
  • 「English Seminar」の受講(専門ゼミとのダブルゼミ)
  • プログラム修了者には、卒業時に修了証を授与
支援体制
  • ネイティブ教員とGAP担任教員によるダブル・アドバイザー
  • ステューデント・アシスタント(SA)への登用
  • 国際交流アンバサダーとしての活躍

ゼミナール教育

高校までの授業にはみられない、大学独自の科目は「ゼミナール」、略して「ゼミ」です。ゼミは、学問的にある程度の基礎を学習した学生が、それをふまえて専門分野の知識や技能を身につけるために、自ら指導教員を選び、その指導のもとに学問研究を行う、演習形式で行われる授業です。
担当教員によってスタイルは違いますが、学生による研究発表やそれをめぐっての討論を行う、少人数かつ双方向的な授業であるところがゼミの特徴です。その目的は、共通の学問的関心をもつ少数の学生が、指導教員のもとで研究し、討論を深め、より専門的な問題解決をはかってゆくところにあります。コンパや合宿などが催されることもあり、それもゼミの楽しみのひとつではありますが、中心を占めるのはあくまでも学問研究です。学生は、ゼミでの切磋琢磨を通じてそれぞれの研究を深め、より高度な知識や技術を獲得するとともに、より広い視野に立って世界を展望することができるようになることを目指します。
英語文化学科・比較文化学科ともに2年次からゼミが始まります。英語文化学科では、教員の専門に応じて、英語学や英米文学、英語教育、英語コミュニケーションなど、英語の理解や運用に関する様々なゼミが開講されています。教員の専門やゼミについては教員紹介や教員コラムを参考にしてください。

資格/進路

資格

英語文化学科では、所定の課程を修めれば以下の資格を取得することが可能です。

英語文化学科

中学校教諭〔英語〕
高等学校教諭〔英語〕
日本語教員
司書
司書教諭

また英検やTOEIC、TOEFLをはじめ、各種語学の検定試験の受験対策なども行っています。それらにくわえて、就職支援センターでは、各種国家資格(旅行業務取扱管理者、宅地建物取引士など)、公的資格(日商簿記検定など)、民間資格(秘書技能検定、色彩検定など)の対策講座を受けることができます。詳しくはキャリアサポートのページをご覧ください。

主な進路・就職先

国際文化学部の卒業生は、言語・歴史・文化の幅広い分野の知識を身につけていることから、その就職先は、旅行・観光業、金融・保険業、専門商社、情報通信サービス、建設製造業、公務員など多岐にわたります。英語文化学科は、他学部に比べて中学・高校の教員(英語)を多く輩出していることが特徴となっています。

英語文化学科DATA

就職先は過去2年間の実績より抜粋。
企業名などは順不同です。

卒業後の主な進路

運輸・航空業
観光・サービス業
金融・証券・保険
商社
外資系企業、国際機関
総合建設業
情報処理・通信サービス
流通・小売・卸売業
医療福祉
サービス業
教員(中学・高校)
学習塾
国家・地方公務員
大学院進学
英語圏大学・大学院進学
など

主な就職先

全日本空輸(株)
(株)エイチ・アイ・エス
リゾートトラスト(株)
(株)横浜ロイヤルパークホテル
(株)セブン- イレブン・ジャパン
日本たばこ産業(株)
京浜急行電鉄(株)
ANA クラウンプラザホテル成田
(株)富士急ハイランド
(株)横浜銀行
日本郵便(株)
浜松市教育委員会
神奈川県警察本部
警視庁
座間市
川崎市教育委員会
など