2025.09.22. お知らせ

北京第二外国語学院を訪問しました

2025年9月9日に本学副学長吉田広毅、国際文化学部長鄧捷、大学院文学研究科比較日本専攻主任高井啓介、比較文化学科長菅野恵美が、比較文化学科の集中講義「ワールドスタディ」に参加する学生らを率いて、北京第二外国語学院(BISU、以下は北京二外)を訪問しました。北京二外は中華人民共和国初代首相周恩来の提案で1964年に設立された、外国語人材育成を中心とした大学であり、現在は16学部、1万人弱の学生を有している大学です。本学とは2008年に学術交流協定を結びました。

(校内にある周恩来像の前)

北京第二外国語学院の学長計金標氏、副学長鄭承軍氏、国際交流と合作処処長余剛氏、日本語学院党委員会書記楊敬楓氏、日本語学院長楊玲氏などが私たちを迎えて会見が開かれました。

(真ん中から右は順に北京二外の学長、副学長、日本語学院長、国際交流と合作処処長)

計金標学長は歓迎の挨拶を述べた上、北京二外の歴史、複合型専攻という大学の特色、現在に行う重点的学科設置状況について紹介し、関東学院大学とのこれまでの交流に感謝を述べました。北京二外は近年、「外国語+専攻」という新しい人材育成方式と社会連携教育を模索しており、今後、国際交流、学科横断を中心に、AIなどの情報科学がますます重要となる時代において、本学との交流を深め、教育の国際化を進めていきたいと述べました。

 本学吉田副学長は、北京二外の歓迎に感謝を表した上、二校間のこれまでの交流の実績を紹介しました。本学は専攻のほかに副専攻を履修することができるという複合型人材育成の制度を従来から設置していること、2026年度から情報学部を加えた12学部になること、大学の国際交流の諸制度等を紹介し、教育における二校の方向性に共通するものがあることを確認しました。北京二外は本学にとって大切な交流協定校であるため、今後は複合型人材育成、AI等の情報分野においても、さらなる交流の形を模索していきたいと述べました。

 会見後、私たちは日本語学院(日本の大学における「学部」に相当する)を訪問し、院長の楊玲氏、副院長の李成浩氏、張暁明氏、院長補佐の林曌氏とともに、今後の学部と大学院におけるダブルディグリー実施、交換留学等に関する具体的な交流計画及び実施日程について、意見交換を行いました。

 (日本語学院の皆さんと)

ワールドスタディに参加した本学の学生10名は二外日本語学院の学生らと交流活動を行い、北京市内にある魯迅博物館を一緒に見学しました。詳細はワールドスタディの報告に譲ります。

(学生間の交流)
(魯迅博物館見学)