2010.07.22.
比較文化学科碓井 みちこ

「小講堂・資料展示室」について

本年4月より関東学院大学文学部に勤務することとなりました碓井です。よろしくお願い致します。専門分野は映画史、映画理論です。また、本学の博物館学芸員課程の担当者です。
本学の学芸員課程は、博物館法の規定に則り、学芸員となるために必要な科目を開講して、希望者がこれらの科目を履修することにより卒業時に学芸員の資格が取得できるよう、比較文化学科に開設されています。

小講堂・資料展示室 外観

さて、このコラムでは、金沢文庫キャンパスの一角にある「小講堂・資料展示室」という施設をご紹介したいと思います。
この小講堂は2000年に建設され、しばらく教会として利用されていましたが、その後、展示室に改装されました。それ以降、「小講堂・資料展示室」と呼ばれています。これまでに何度かここで企画展も開催されています。

展示室内

コンパクトなサイズながら、展示に必要な設備はすべて揃っており、大学の展示室としては非常に充実したものです。展示室に改装された際には、当時の学芸員課程担当者であった故・横田洋一先生(本学の前に神奈川県立歴史博物館で学芸員として長く勤務されていました)のご意見が多く取り入れられたそうです。展示壁がかなり広く取ってあるので、絵やポスター、パネルなどを多数掛けることが可能です。また、この壁の広さに合わせてスポットライトが多数取り付けられているので、これらを上手く利用することで、非常に映える展示を作ることが出来ると思います。

展示壁 2階部分

しかし現状では、この展示室の利用頻度はまだ高いとは言えません。春学期には何度かここで博物館実習を行いましたが、秋学期以降もこの展示室をもっと活用していきたいと思っています。また、ゆくゆくは、学芸員課程や大学に関連する展示を定期的に開催することが出来るような、そういう場所にしていきたいと考えています。

特別展示会『足尾銅山の今昔』の様子(2009年)

(比較文化学科 碓井みちこ)