2024年5月末に、国際文化学部による「Korea Week」を開催しました。
具体的には5月27日(月)、5月29日(水)に私のゼミ生を中心に韓国の食文化に関するポスター発表展示会と、「スンデステーキ」料理を日本にチェーン展開している社長さんを本学にお呼びし、講演会と試食会を行いました。
5月27日(月)のポスター発表展示会は、3年生のゼミ生達が「韓国の食文化」を共通テーマとし、4チームに分かれ調査を行い、発表に向けたポスター制作を進めました。
発表会では「韓国の飲食のマナー」、「韓国の行事に関する食文化」、「韓国で流行っている食べ物」、「韓国のキムチについて」とそれぞれの班ごとにおける発表が行われました。参加者は日本と異なる食文化について強い興味関心を示しており、質問応答及び日本との比較がなされました。
5月29日(水)は、ナラティブ理論に基づき、『第二弾 日本におけるニューカマー韓国人のライフヒストリー〜徐香姫代表取締役から韓国の食文化である「スンデステーキ」について話を聞く〜』というテーマの元にイベントが行われました。
(株)「姫ストーリー」代表取締役 徐香姫(ソ・ヒャンヒ)さんは、韓国スンデ分野のファーストブランドである「スンデ実録(シルロック)」における世界初の焼いて食べる「スンデステーキ」を、2023年に日本での現地生産化に成功しました。「スンデステーキ」とは、韓国の伝統的な食品である豚の腸詰であり、K-ソーセージとも呼ばれています。さらに、徐さんは現在、韓国の食文化を世界に広めるためにお弁当の事業の展開も計画しています。このイベントでは、「スンデステーキ」という韓国の食文化の背景と歴史について説明があり、同時に学生食堂のざくろにて「スンデステーキ」の試食会が行われました。参加した学生達は、韓国の食文化に直接触れる貴重な機会であったため、大好評でした。
徐さんは、スンデステーキを日本に広めるために会社を設立したことはもちろん、講演会の最後には次のように学生達へのエールを送りました。
「私は物事を考える際に、心を揺さぶれるようなものがあれば、すぐに行動に移すようにしています。ここにいる学生の皆さんも、心の情熱を持って何かやりたいことがあれば、自分の心の声をよく聞きながら行動に移すように心がけて欲しいです。」