11月23日(金)に関東学院大学人文科学研究所では、「~20人に1人はいるかもしれないLGBTQ~多様性を認め自分らしく生きられる社会づくり」と題した講演会を多文化共生・地域連携センターの協力のもと開催しました。
お話しして下さったのは、横浜市にある性的少数者支援団体の特定非営利法人・SHIPの星野慎二代表です。
LGBTQとは、同性愛者のレズビアン、ゲイ、両性愛者のバイセクシャル、心と体の性が一致しないトランスジェンダー、自分の性自認や性的指向が定まっていないクエスチョニング(またはクィア)の頭文字をとったものです。神奈川県では、2018年4月から性的少数者へ向けた本格的な支援が始まりました。
星野代表は、私たちが理解しているようでできていない性的少数者の違いや悩みについて、国連やオリンピックの動き、文部科学書の取組み、メディアでの扱われ方、当事者の映像等をまじえながらわかりやすくお話してくださいました。
講演を聞いた学生の感想をいくつかご紹介します。
「性の多様性がこれほどいろいろあることに驚いた。」
「自分とは関係のない話だと思っていたが、20人に1人という話を聞いて、実はとても身近な問題だったのだと気づいた。」
「カミングアウトされたときにちゃんと受け止められる人になりたい。」
「当事者がこれほど苦しんでいることを知って衝撃を受けた。自分は差別や偏見を持たないようにしたいと心に誓った」
今回の講演会では、「もっと知りたい、もっと聞いてみたい」と思った学生がたくさんいることがわかりました。こうした一人ひとりの理解が、LGBTQに対する社会的差別や偏見を変えていくことになるのではないでしょうか。
今後も関東学院大学人文科学研究所は、さまざまな問題を取り上げ、広く社会・文化の創造と発展に寄与する研究・支援をおこなってまいります。
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