去る６月２３日、国際文化学部とハワイ大学カピオラニ・コミュニティカレッジは交流協定を結びました。写真はその際に本学を訪れたレオン・リチャーズ学長との協定締結の様子です。協定を結んだことで、国際文化学部の学生は来年度から留学先が一つ増えます。多くの学生がこのプログラムに参加して、英語を、そしてハワイの文化を実体験してくれることを願っています。

家族や友人に囲まれたいつもの見慣れた風景を離れて、見知らぬ海外を目指すのはなぜでしょうか。答えは人によりさまざまかもしれませんが、その一つに、「自分の力を試す」ということがあるように思います。海外では緊張感で五感が研ぎ澄まされます。頭で分かるのではなく、体で感じることが多くなります。ここまではできるという自信を得たり、これ以上は今の自分には難しいという限界がわかったりします。慣れ親しんだ居心地のよい環境では決して味わうことのできない体験です。そして、そうした体験は知らないうちに体に浸透して人を成長させ、次の新たなステージへと導いてくれます。

さて、交流協定締結の日に、昼食を食べながらリチャーズ学長とお話しました。日本の好きなものをうかがってみると、驚いたことに、ラーメンと温泉だそうです。なんだかとてもうれしくなりました。他国の人が自分の国の文化を理解してくれるのは、まるで自分がほめられたようでうれしいものですね。さあ、今度は私たちがハワイの文化を理解する旅に出かける番です。