2009.06.11.
比較文化学科矢嶋道文

建学の精神を学ぼう

関東学院の学校訓(建学の精神)は「人になれ 奉仕せよ」です。

この言葉は、中学関東学院(三春台)初代学院長である坂田祐(たすく)先生が
1919(大正8)年に、中学関東学院の入学式において訓示したものです。

私は、1969(昭和44)年に関東学院大学を卒業しましたが、
この学校訓を大切なものとして自覚したのは、ずっとあとのことでした。
学生時代は無我夢中で、とても建学の精神を考え知るには及びませんでした。

今、学生諸君には「建学の精神を学ぶ」という総合講座(全学年対象の共通科目)
を設置し学ぶ機会を与えています。
ここで学び得たことは、20年後、30年後にきっと花開くはずです。

卒業生の会(燦葉会(さんようかい)といいます)を訪問しますと、
卒業生としてお互いに感じ入るのは「建学の精神」(学校訓)についてです。
そこには卒業学部や年代の違いはなく、
同じ「建学の精神」のもとに学んだ卒業生としての喜びがあるだけなのです。

「今年3月のゼミナール卒業生とともに。」
撮影:写真家 佐々木貴範

(比較文化学科 矢嶋道文)