教員紹介

国際文化学部教員コラム vol.178

2017.07.07 英語文化学科 アラン・ボツフォード

ゼミで映画を観に行きました。

今年のゼミの親睦会は、マーベルコミックスの人気映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」の鑑賞会となりました。「American Short Story」というゼミのテーマにピッタリです。決定してから当日まで学生たちも楽しみにしてくれたようです。

写真1

 まず、授業でシリーズ第一作「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」について話し合いました。メインキャラクター5人について、意見を出し合い、後半のゼミの課題、自分の物語を書くためのキャラクタービルディングについて理解を深めます。
 
 それぞれの背景、性格、目的、など、英語でのディスカッションです。楽しい映画がテーマとあって、自然に活発な意見交換になりました。
 
 フィクションを書く時、キャラクター作りは何よりも大切なものです。’Round Character’と’Flat Character’という言葉を皆さんはご存知ですか?
 
Round Character :立体的に構築されたキャラクター、複雑で深みを持つ。問題に直面し、他キャラクターととともに、変化、成長できる。
 
Flat Character : 平板なキャラクター。ありふれた価値感を押し付け面白みに欠ける。変化に乏しい。
 
 良いストーリーを書くためには、ラウンドキャラクターを作り上げることが不可欠です。そして、他のキャラクターとの「会話」によって、読者に彼らの変化、成長を共感させるのです。無駄のない活き活きとした会話はショートストーリーの鍵なのです。
 
 一作目の「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」もウィットに富んだ会話で観客を笑わせてくれました。2作目「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」はどうでしょう?映画館ではゼミのメンバーが、ポップコーンとソフトドリンクを片手にずらりと並んで座り、3Dアイマックスの素晴らしいビジュアルとサウンドのなかでストーリーを共に体験しました。
 
 その後は、全員で居酒屋に行き、映画のこと、将来の夢など、楽しく語り合いました。
 
 

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