教員紹介

国際文化学部教員コラム vol.180

2017.10.12 英語文化学科 児玉 晃二

夏の定番

 大学の教員にも当然ながら夏休みがあります。授業以外にも様々な仕事があり、学生の夏休みには及びませんが、世間一般の基準に照らせば、それなりの長さです。その期間に自分の研究に取り組むのですが、もうひとつやることがあります。英語学や英語圏の文学、文化などを教える教員は、たいていの場合、語学としての英語の授業も担当しています。有名な言語学者がどこかで書いていましたが、語学教師にとって最も大切なものは学生の心をつかむネタです。夏休みは教師にとって“ネタ探し”の重要な期間でもあるのです。
 
 インターネットの普及と共に、英語教師の“ネタ探し”は劇的に変化したといっても過言ではありません。そもそもウェブ上の情報の多くは英語で発信されていますが、海外の教育機関や公共機関、出版社、放送局の多くが、学習者用のコンテンツをかなりの規模で展開していて、今やオンライン上で無料で利用できる英語教材は数知れません。
 
 とはいえ、そうした教材が自分の担当している学生に適切なもののか、好奇心を刺激してくれるかというと別の問題で、必ずしも思い通りにはいきません。それに私は少しひねくれ者なので、とにかく“笑えるネタ”が欲しい。そこでリーディング教材を作る際にたまに利用するのが、”Odd News”や”Weird News”と呼ばれるものです。読んで字のごとく「変なニュース」です。ユーモアに対する認識の違いなのでしょうか。意外なことに多くの報道機関がこのコーナーを設けています。もちろん、大半はくだらなすぎたり、内容が不適切だったり、使える記事にはなかなか巡り合えません。ただ、サウジアラビアの王子がペットの鷹のために飛行機の座席を80席確保したとか、100年前の南極探索隊が残したフルーツケーキが食べられる状態で見つかったとか、中には本当に好奇心をそそられて、異文化や歴史を学ぶ機会を提供してくれるニュースもあります。この夏の成果ですか?それは授業でのお楽しみです。
 
 
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